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【Tim Christensen And The Damn Crystals】ライヴレポート① 2012年10月5日(金) 大阪公演 心斎橋soma

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「そうか、今日はJobsの1周忌か…」。心斎橋の光り輝くリンゴの下を通ってから気がついた。信者にとっては神と呼ばれるほどの偉大な人物であるが、私にとっての神は別にいる。ポケットから使い慣れたiPhoneを出して時刻を見ると「17:50」。やばい、開場まであと10分しかない!早く神に会いに行かねば。イヤホンからは「Tim Christensen - Jump The Gun」が流れてきた。どうやらiPhoneには人の心まで読む機能もあったらしい。Jobs、あなたは神でないが天才に違いない。

いかがわしい客引きを避けつつ、少し危険な香りのする夜の路地を進むと、目的のsomaが現れた。キャパは300以下なので驚くほど小さい。一番後ろでも間近にバンドを感じられる箱である。この空間で最初のライヴが楽しめるのはなんとも贅沢だ。チケットはソールドアウトにこそならなかったが開演前にはほぼ満員の状態となった。これならバンドもテンションが上がるだろう。DMLの時もそうだったが、関西ならではの熱々のタコヤキのようなノリに期待したい。

定刻から数分過ぎて会場は暗転。メンバーがバラバラと狭いステージに上がると、1stからの「Time Is The Space Between Us」で幕を開けた。ヒネリのあるリフがTimらしいロックな曲だ。サビではベースのSorenの見事なコーラスが重なる。観客ももちろん合唱で応える。間を空けずに2曲目の「Jump The Gun」へ。CD同様にエンジン全開。アップテンポな曲に会場も一気に盛り上がる。今度のコーラスはギターのLarsだ。クリアな声質のSorenと違って荒々しい声が曲にマッチしている。会場が熱気で溢れてきてメンバーはすでに汗だく。キーボードのChristpherは早くもジャケットを脱いだ。

新作からの第2弾ビデオとなった「Far Beyond Driven」は珍しいブルーステイストの曲。ルーズなノリに身を任せるのが気持ちいい。次はようやく日本発売となったばかりの3rdからタイトルトラックの「Superior」で観客に歌わせるパートもあった。ここで聴き慣れたイントロが流れると大きな歓声が上がる。「Love Is A Loser's Game」はもちろんDizzy Mizz Lizzyの名曲だ。『~Till The Very End』の部分はお約束の大合唱になる。Timは満足げな笑みを浮かべ、どうだ!とばかりにメンバーを見た。SorenのベースソロはDizzyとはわずかに違っていてこだわりを感じた。

再びソロに戻り「Isolation Here I Come」。終盤はギターのLarsがアドリブのソロをバッチリと決める。続いて新作から人気の「Wiser」。ソロのトレモロ演奏や終盤の弾きまくりでLarsの見せ場がくる。一見渋いが時には激しくプレイする姿がカッコイイ。彼は必ず人気がもっと上がるだろう。アルバムとは違う入り方の「India」はリードギターが鳴るとすぐ歓声が上がる。お得意のマイナーメロディが秀逸な名曲だ。これを待ち望んでいたファンも多いだろう。Dizzyのグランドフィナーレでも披露した1stからのアコースティックバラード「Love Is a Matter of...」はいつ聴いても完璧である。今回はバンドもいたのでCDに近い演奏となった。

新作から人気の「Happy Ever After」は中盤からのハードな盛り上がりに観客も大興奮した。ドラムのJesperが力強いリズムを叩き、ベースのSorenが手拍子を要求、「Suprise Me」が始まる。これも今のバンドを象徴するライヴ向きの1曲だ。サビ前ではメンバーが楽しそうにピョンピョンと跳ねる。観客が少し遠慮がちだったのは残念だ。さらにロックな曲で畳み掛けてくる。1stから「Get The Fuck Out Of My Mind」だ。アルバムより速いテンポに会場のテンションは最高潮に。メンバーもみんな動きが激しくなり特にSorenは笑えるほど跳ね回っていた。彼はじっとしているとイケメンだが実はお茶目キャラであることが判明した。フロントの2人はステージアクションの面でもかなり貢献していた。そのまま「Screaming At The Top of My Lungs」へと繋いで、本編最後はDizzyの「Silverflame」で美しく締めた。

アンコールは母国でTVドラマ主題歌となり、さらにはセリーヌ・ディオンにもカバーされた有名曲「Right Next To The Right One」から。あまりに有名なので一時は封印したというが、日本は初来日なのでプレイしてくれたのだろう。アコギ版だったのでピアニカソロがないのは少し物足りなかった。続いてはジョン・レノンに捧げた「11:07 PM」。これもDizzy時代の名曲だ。次もまたThe Beatlesつながりで「Live and Let Die 」。Paul McCarteny & Wingsのカバーである。映画007の主題歌だし、G N'Rのカバーでもお馴染みだ。元々はPaul生誕70周年ライブのためにカバーした曲である。SorenとLarsが一本のマイクで顔を寄せ合って歌ったのが微笑ましかった。

アンコール最後はドラマティックな「Whispering At The Top Of My Lungs」で盛り上がった。Timのメロディーメイカーの才能を凝縮した1曲だ。これであっという間に濃厚な90分が終了。メンバーはステージから一段上がり、肩を組んでお辞儀をして去っていった。彼ら表情は驚きと嬉しさでいっぱいだったし、観客の拍手もなかなか鳴り止まなかった。

率直な感想としては、1曲目のチョイスからわかるように予想以上にロックしているということ。そして、Timはもちろんメンバーの演奏力が高いだけでなく、コーラスや観客とのコミュニケーションがとても高い次元で実現されていたことに驚いた。Dizzyにはないものが確かにあった。結果として会場の一体感や雰囲気が抜群に良い。単純に盛り上がるのではなく、どこかアットホームというか温かいライヴだった。バンドとファン、それぞれが自然とお互いを高め合ったからだろう。セットリストはソロからDizzyからカバーまで幅広くセレクトされていて満足度は非常に高い。まだ聴きたい名曲はたくさんあるのだが、とにかくTimがTwitterで発言したように完璧なスタートを切ったと言って良い。あと2日もセットリストを変えてくるというので期待は高まるばかりだ。

ライヴ後にはTim愛に溢れるファンたちと大阪名物の串カツとビールを堪能。Timのおかげでただでさえ美味しいものがさらに美味しくなった。Dizzyの再結成ライブの時も感じたが、大阪はとても熱いし、フレンドリーな雰囲気があって好きだ。ライヴ動員が減ってきているというが、次回もなんとか大阪でもライヴを見たいものである。

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◆SETLIST
1. Time Is The Space Between Us
2. Jump The Gun
3. Far Beyond Driven
4. Superior
5. Love Is A Loser's Game (Dizzy Mizz Lizzy song)
6. Isolation Here I Come
7. Wiser
8. India
9. Love Is a Matter of...
10.. Happy Ever After
11. Suprise Me
12. Get The Fuck Out Of My Mind
   / Screaming At The Top of My Lungs
13. Silverflame (Dizzy Mizz Lizzy song)
-----------------------------------------
14. Right Next To The Right One
15. 11:07 PM (Dizzy Mizz Lizzy song)
16. Live and Let Die (Paul McCarteny & Wings cover)
17. Whispering At The Top Of My Lungs

※次回は来日公演2日目、CLUB CITTA'川崎でのライヴレポートを掲載します。お楽しみに!


CLUB CITTA' PRESENTS
「TOUR 2012」

ティム・クリステンセン&
ザ・ダム・クリスタルズ 
from デンマーク

2012年
10月5日(金)
会場:心斎橋soma
OPEN 18:00 / START 19:00
【オールスタンディング】
◆主催:ミューベンツ・ジャパン
◆INFO:Kyodo Information 06-7732-8888

10月6日(土)
会場:CLUB CITTA'
OPEN 17:00 / START 18:00
【全席指定】600席特別限定
◆主催:bayfm78「POWER ROCK TODAY」
◆INFO:CLUB CITTA' 044-246-8888

10月7日(日)THANK YOU SOLD OUT!!
会場:SHIBUYA-BOXX
OPEN 16:00 / START 17:00
【オールスタンディング】
◆主催:bayfm78「POWER ROCK TODAY」
◆INFO:CLUB CITTA' 044-246-8888

前売:¥ 6,000-(税込)
※入場の際にドリンク代\500が必要となります。

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Far Beyond Driven - 'Tim Christensen & The Damn Crystals'

Happy Ever After (tour rehearsal January 2012) - 'Tim Christensen & The Damn Crystals'

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2012年10月16日 22:24に投稿されたエントリーのページです。

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